キャプティブ保険会社の社名をどうするか?

キャプティブ保険会社は、主に企業グループ内のリスクを管理するために設立される会社ですので、社名はあまり重要ではないとも言えます。とは言ったものの、海外にわざわざ保険会社を設立するわけですから、一大イベントです。多くのオーナーの方々が、悩んでしまうポイントです。今回は、キャプティブの社名のつけ方についてお話しします。

 

こんにちは、ハワイ州キャプティブ保険マネジャーの三澤です。

日本は令和の時代がスタートし、10連休が明けて今日から仕事に復帰される方も多いと思います。

 

キャプティブの設立は、企業が次のステージへ進むスタートだと言えます。今回は、キャプティブ設立時にオーナーの方々が最も悩む「キャプティブ保険会社の社名をどうするか」、という大問題についてお話ししたいと思います。

 

キャプティブ保険会社は、主に企業グループ内のリスクを管理するために設立される会社です。宣伝広告で広く大衆に保険商品を販売するわけではないので、社名はあまり重要ではないとも言えます。とは言ったものの、海外にわざわざ保険会社を設立するわけですから、一大イベントです。大問題は言い過ぎですが、やはり多くのオーナーの方々が悩んでしまうポイントです。

 

先ずはハワイ州を例にとって、キャプティブ保険会社の社名を決定する際のルールを説明したいと思います。

 

先ずハワイ州では、キャプティブの社名に必ず保険に関連する単語を入れることが決まりになっています。例えば、「○○ Insurance」「○○ Reinsurance」「○○ RE」など、保険会社もしくは再保険会社であることがわかる単語を使います。次にルールではありませんが、「○○ Inc.」「○○ Corporation」など日本語でいう「株式会社」にあたる言葉を最後につけるのが通例です。同じような会社名がすでに存在している場合 登記局が社名案を却下することがあります。あらかじめ希望の社名が存在していないことを確認し、念のため予備の社名を2つほど考えておく必要があります。

 

次に社名のメインとなる○○の部分についてお話しします。上記のルールを守っていて英語で表記できるのであれば、基本的にどのような名前でも構いません。本業の名前をそのままキャプティブの社名に採用するのも、もちろんOKです。例えば、大塚製薬とNTTはハワイ州にキャプティブを所有していますが、その社名はそれぞれOtsuka Global Insurance, Inc.とNTT Reinsurance, Inc.です。

 

しかしキャプティブは、企業グループ内の取引を専門に行う会社です。キャプティブの活用を社内秘としておきたい場合や、社外からの余計な詮索を避けたい場合など、キャプティブ所有を大っぴらに公言するようなことを避けたい企業も多い思います。またマーケティングの観点から、社名ブランドと区別したい場合などもあると思います。

 

そんな場合は、本業を連想させない社名が理想的です。実際にハワイ州キャプティブの多くは、その様な社名がほとんどです。その内容は、本業の社名と関係のない言葉や造語など様々です。例えばスニーカーのナイキ社のハワイキャプティブは、Triax Insurance, Inc.という名前です。Triaxはナイキのトレーニングシューズのシリーズ名で、これは本業の製品名にちなんだ造語です。

 

弊社がお勧めしたいのは、ハワイ語の社名です。せっかくハワイに子会社を設立するのですから、ぜひハワイ語の社名を検討していただきたいです。

 

例えば、グーグル社はハワイ州にImi Assurance Inc.というキャプティブを所有していますが、Imiはハワイ語で「探す」という意味です。検索サイトとしてスタートしたグーグル社のハワイキャプティブに、ピッタリの社名ですね。

 

ちなみに弊社の社名のAlakaiは、ハワイ語で「導く」という意味の言葉です。「日本企業をキャプティブで世界へ導きたい。」 そんな願いを込めて選びました。名前に負けぬよう、皆さまのお役に立てる会社を目指します。

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